またもや、空手以外の話題で恐縮です(苦笑・・・
皆さんは俗に言う「タワーマンション」に、ある種の羨望や憧れを持たれているものでしょうか?!
まず私は英語として「マンション」という言い方に非常に違和感があります。英語圏で「私はマンションに住んでいる」と言ったら周囲の人に非常に驚かれると思います。そこでマンションと言ったら、まず建物は当然ながら広大な敷地で平屋建てです。そして敷地内には普通にテニスコートとプール程度は付帯しているのです。そのようなお屋敷が想像されます。それが英語圏のマンションのイメージです。
【閑話休題】この空手スクール主宰者である私は、元々、建築技術者の端くれです。その昔から、私はこのようなタワーマンションに非常に懐疑的な気持ちを持っています。なぜながら日本のような地震国では高層建築物に鉄筋コンクリート造は採用できません。鉄筋コンクリート造と云うのは、その建物の自重が重く、かつ柱と梁の節点部剛性が高いことから高層の建築物には向かないからです。皆さま方には外部から建物を見ただけではまるで見分けがつかないでしょうが、このようなタワーマンション群では基本的に重量鉄骨造です。構造的に柔構造の鉄骨造でしなやかに地震の動きを揺れで吸収することになります。
2019年だかに東京のベッドタウン神奈川県の武蔵小杉駅前に在る分譲タワーマンションが台風の影響で機能不全を起こしてしまった事故の記憶があります。これなどは実に分かりやすい典型的な高層住宅の事故事象でした。当然ながらタワーマンションは上部階は人の居住する場所に提供することになります。この為、多くの機械設備系は建築物の地下に設置することになります。その当時、武蔵小杉駅前の建物に台風の影響から一挙に豪雨が地下階に流れ込みエネルギー源がすべてダウンしてしまいました。復旧に相当の日数を要したはずです。情報も輻輳し、当然ながら電力供給がなければエレベーターは動きません。電力供給が無ければ水もまったく出ません。その時の建物管理組合/関係者は居住者に対し箝口令を強いたようでした。何百世帯が居住されていたのかは知りませんが飛んでもない事態に陥ったのでしょう。
又、これら分譲マンションと云われているものには日常の清掃などを含めた管理のほかに当然ながら(どのようなものでも)長期修繕も必要です。外壁のシーリング材劣化を含めた外部の改修工事、給排水管の劣化、エレベーター設備の寿命。考え始めたら非常に多岐にわたりますしキリがありません。10年ごとに行わなければならないこと、20年目には必要なこと、様々です・・・(冷汗。
さらにそこに日本の「区分所有法」と云う厄介な法律も存在します。そこらを総合して、どなたが全体をコントロールするのでしょうか。出来るのでしょう?!・・さてそこのタワーマンション管理組合の役員の方々にどれだけの人材が居るのでしょう。ボランティアには限界があります。同時に日常維持管理をお願いしている委託先の管理会社は営利企業です。契約行為以外のことまでは何もやってくれません。当然です。フト、そのようなこと考えたら気が遠くなります。日本では湾岸地区を含めて相当量のタワーマンションが存在するようになっているようです。日本には、2000年前後あたりに建設されたタワーマンションが相当量在ると聞きます。そこから今年で22年が経過しています。なまじ私は建築のことを知っているが為に考え込んでしまうことがあります。
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